日本オーラル・ヒストリー学会 第3回大会プログラム

過去のイベント

1.開催日程
2005年9月17日(土)、18日(日)
 
2.会場
京都大学大学院人間・環境学研究科棟(当日連絡先:電話075-753-2554)
 
3.大会スケジュール
【第1日目】
12:00 受付開始・理事会(426教室)
13:00
開会
13:15〜17:30
シンポジウム
18:00〜20:00
懇親会
【第2日目】
09:00〜12:00
分科会?
12:15分〜13:00
総会
14:00〜16:30
研究実践交流会・分科会?(英語部会)
16:30 閉会
 
【第1日目:13:15〜17:30】
 シンポジウム(地下会議室)
(1)タイトル
「地域におけるオーラル・ヒストリー実践の課題と可能性」
(2)パネリスト
江刺昭子(神奈川県史の会)
岸衛(反差別国際連帯解放研究所しが)
伊地知知子(在日済州島出身者の生活史を記録する会)
本島和人(長野満蒙開拓を語りつぐ会)
清水崇史(震災犠牲者聞き語り調査会)
(3)コメンテータ
李榮汝(アプロ女性実態調査プロジェクト)
岡真理(京都大学大学院人間・環境学研究科)
香月洋一郎神奈川大学
(4)司会
折井美耶子・蘭信三
 
 懇親会(18:00〜20:00 時計台西南「カンフォーラ」にて 参加費3千円)
 
【第2日目・09:00〜12:00】
 第1分科会(233教室)
司会 滝田祥子
1.「中国残留日本人」のモデル・ストーリーをめぐって
−ある「中国残留婦人」のストーリーを中心に考察する−
南誠(京都大学大学院)
2.ブリヤート・モンゴル人に育てられた日本人残留孤児のライフストーリー
Jimingua(梅花女子大学大学院)
3.ある大阪老華僑のライフヒストリー華人組織とのかかわりを中心として−
成瀬千枝子(関西学院大学大学院)
4.【名前】【国籍】、“選択”の意味―在日コリアン女性のライフストーリーから−
宮本・李・陽子(奈良女子大学大学院)
5.エスニシティ脱構築
在日コリアン一世女性シャーマンと日本人クライアントの語りから―
宮下良子(跡見学園女子大学
 第2分科会(333教室)
司会 高木(北山)眞理子
1.タイの共産主義運動―シーサケート県クーソート村の聞き取りから−
高橋勝幸(早稲田大学大学院)
2.ドレスデン「語りの会」における転換期の語り―都市と世代に着目して−
木下江美(一橋大学大学院)
3.ある女性にとっての戦後と『婦人公論』と「女性解放」
中尾香(園田学園女子大学)
4.ミニドカ・ピルグリメージ
―オーラルヒストリーからみる日系アメリカ人の「記憶の場」−           
小林多寿子(日本女子大学
総会(12時15分〜13時;於地下会議室)
 
【第2日目14:00〜16:30】
 研究実践交流会?「分析・解釈編」(233教室)
司会 桜井厚
 研究実践交流会?「技法・実践編」(333教室)
司会 有末賢
 第3分科会(英語分科会: The English Session)(433教室)
司会 吉田かよ子(Chair: Kayoko Yoshida)
1.Between oral history and oral tradition: 2nd generation performances of Japanese wartime experience narratives
Gregory Johnson(Otsuma Women's University)
2. Life stories of Chamorro people, particularly their experience with Japanese
soldiers during the World War II occupation of Japan, 1941-1945
Rlene Santos Steffy(Independent Oral Historian)閉会(16時30分;於地下会議室)
 
 <シンポジウムの概要>
1.シンポジームの題目
「地域におけるオーラル・ヒストリー実践の課題と可能性」
2.シンポジウムのねらい
 世紀の転換点をむかえ、「記憶と歴史」をめぐって世界中で様々な議論がたたかわされました。そのなかで、オーラル・ヒストリーの可能性があらためて注目されてきました。日本においては柳田民俗学という長い伝統がありましたが、改めてオーラル・ヒストリーが注目され、相次いでいくつかの学会と協会が組織されました。その一方で、地域社会においてはオーラル・ヒストリーに関するグループが様々な実践活動を展開してきました。そこで、各地で活動するグループに登壇していただき、各グループの成り立ち、活動内容、課題などを報告していただき、地域社会におけるオーラル・ヒストリー実践活動の現状と課題を論じ、オーラル・ヒストリーのひとつの可能性を探っていきたいと思っています。
3.パネリスト
 江刺昭子さん、岸衛さん、伊地知知子さん、本島和人さん、清水崇史さんをパネリストとして迎え、それぞれ実践活動されている地方女性史、反差別、在日済州島出身者、満蒙開拓体験者、阪神淡路大震災者とオーラル・ヒストリーについて報告していただきます。
4.コメンテータ
 コメンテータには李榮汝さん、岡真理さん、そして香月洋一郎さんをお迎えし、パネリストの報告を多様な視点から論じていただきます。
5.総合討論
 パネリストの報告、コメンテータのコメントをもとに、会場からの発言もあわせてシンポジウムのテーマについて約1時間ほどの総合討論を予定しております。皆様の積極的なご発言・ご参加をお待ちしております。
 
<会場地図・交通手段>
A.会場地図
下のサイトから「吉田キャンパス(本部・西部・吉田南構内)」をダウンロード願います。
吉田南構内42「人間・環境学研究科棟」が会場、本部構内50「カンフォーラ」が懇親会会場。
http://www.kyoto-u.ac.jp/access/kmap/buhin/map_pdf/main.pdf
B.会場までの主な交通手段
(a)JR京都駅・近鉄京都駅より
地下鉄烏丸線今出川駅」下車、市バス201系統で「京大正門前」下車・歩5分、地下鉄烏丸線今出川駅」下車、市バス203系統で「百万遍」下車・歩10分
・市バス「206」系統で「京大前」下車・歩5分 *一番安いが、渋滞で遅延あり
(b)京阪出町柳駅より
・市バス「201」系統で「京大正門前」下車、「203」系統で「百万遍」下車
・徒歩で15分
(c)阪急河原町駅より
・市バス「201」系統・「31」系統で「京大正門前」下車
・市バス「3」系統・「17」系統で「百万遍前」下車


過去のイベント