全史料協近畿部会 第83回例会

日 時■2006年6月1日(木) 14:45〜16:30
場 所■大阪市立総合生涯学習センター第2研修室 アクセスは→こちら
テーマ■天草市合併に伴う文書所損活動と「業務/文書システム分析表」の作成について
報告者■本多康二氏(天草市立天草アーカイブズ)
司 会■藤吉圭二(高野山大学・全史料協近畿部会運営委員)
費 用■無料
 
内容紹介■
 天草アーカイブズは平成14(2002)年、熊本県本渡市に設置されました。平成18(2006)年3月に本渡市が1市1郡(8町)と合併し、現在は天草市立の施設として活動を続けています。天草アーカイブズは、アーカイブズの機能として次の3点を掲げています。
(1)行政文書や地域史料を、新しい地域創造のための文化情報資源として保存活用すること(アーカイブズの文化的機能)
(2)住民に対し現在の新しい行政情報だけでなく過去の行政情報をも公開することによって、本当の意味での情報公開やアカウンタビリティ(自己説明責任)を実現すること(アーカイブズの社会的機能)
(3)地方自治体自身が自らの過去の行政記録を情報資源として積極的に活用し、行政の高度化、効率化に資すること(アーカイブズの行政的機能)
 天草アーカイブズは、合併による自治体文書の廃棄を避けるべく、合併相手の自治体にも保管に困った記録・資料類の引き受けを呼びかけ、それらの「救出」に取り組んでいます。またその一方で、日々の自治体業務の中で作成・利用される文書類に関する管理システムも策定しています。
 今回の例会では、若いアーカイブズで活動されている本多康二氏を報告者としてお招きし、地域住民の共有財産としての記録・資料類の保存と活用についてお話をいただく予定です。
 
※これに先立って開催される近畿部会総会は会員限定のものですが、例会は基本的に会員でない方もご参加いただけます。