情報とシステム2008 ISSIシンポジウム

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■■Information System for Social Innovation 社会のイノベーションを誘発する情報システム
 
日 時■2008年11月5日(水)10:30〜18:00
場 所■一橋記念講堂  アクセスは→こちら
主 催■情報・システム研究機構
参加費■無料
 
参加申込方法■
下記、申込受付Webサイトよりお申込ください。
URL:http://www.rois.ac.jp/sympo/2008/index.html
 
 
プログラム■
セッション1:新領域融合研究・情報循環メカニズム研究の提案
  司 会 東倉 洋一 国立情報学研究所 副所長
10:35-11:05 「物質・エネルギーの科学から情報・システムの科学へ」
  堀田 凱樹 情報・システム研究機構
11:05-11:35 「社会の安定化とイノベーションが両立する情報循環研究の進め方」
  曽根原 登・椿 広計 情報・システム研究機構
11:35-11:50 ポスターセッションの紹介
 
セッション2: 「人間・社会科学」・「データ中心科学」ポスターセッション
12:00-13:50  ポスターセッション/昼食
 
セッション3: 社会知の形成とその循環メカニズム 社会の質の向上に資する情報循環
  司 会 曽根原 登 国立情報学研究所 情報社会相関研究系 教授・主幹
14:00-14:50 【特別講演】「知識はわれらを豊かにする」
  長尾 真 国立国会図書館
● 講 演:
14:50-15:10 「史料学・史料編纂における知識論的転回について−記録史料管理論と歴史知識管理論のはざま−」
  横山 伊徳 東京大学 史料編纂所 教授 所長
15:10-15:30 「脳情報科学が明かす人間本位の社会−ニューロ・エコノミクス」
  田中 沙織 ATR脳情報研究所 連携研究員
15:30-15:50 「人文・社会科学と情報学の共同研究」
  柿沼 澄男 国立情報学研究所 情報社会相関研究系 教授
15:50-16:10 「高まる創造型ナビゲーターへのニーズ−価値観の国際比較研究からの一考−」
  山粼 聖子 ?電通 電通総研 研究企画室 スーパーバイザー
 
セッション4: データ中心科学とその社会実装 社会の情報循環を支える横断的方法論
16:30-18:00 モデレータ 椿 広計 統計数理研究所 データ科学研究系 教授 リスク解析戦略研究センター長
● ディスカサント:
「医療の質の向上に資する分野横断データ中心科学」
  倉本 秋  高知大学 理事(医学部附属病院長)
「保健・医療・福祉の改善を支える情報基盤」
  藤田 利治 統計数理研究所 リスク解析戦略研究センター 教授
「医療情報をどう伝えるか(メディアの目)」
  中村 雅美 国立情報学研究所特任教授 日本経済新聞編集委員
「データを元にした病院管理学の新たな展開」
  津本 周作 島根大学 医学部医学科医療情報学 教授
「情報技術をささえる横断型基幹科学技術」
  木村 英紀 理化学研究所 理研BSI‐トヨタ連携センター長
 
 
前口上■
 情報・システム研究機構は、5年前の国立大学等の法人化の機会をとらえ、「複雑なシステム」に関する「大量情報の生産」「データベース構築」および「情報処理と知識抽出」という科学研究の新しい流れに貢献することを目指して設立されました。当機構ではその活動の一環として、「情報とシステム200X」というタイトルでシンポジウムを毎年開催しております。
 今年は「社会のイノベーションを誘発する情報システム」というテーマでシンポジウムを開催いたします。今回のテーマはひろく社会人や企業関係者にも関心を持っていただけるものであると考えられます。また自然科学や情報学だけではなく、人文科学・社会科学に関連する話題もひろく議論する必要があるものです。この機会に普段はあまり出会うことのない幅広いスペクトルの方々にご参集いただき、有意義な議論が出来ると嬉しいと考えております。
 お忙しい時期とは存じますが、是非万障お繰り合わせの上、ご参加いただきますようよろしくお願い申し上げます。
 
■ISSI シンポジウム企画趣旨
 高度情報システム技術は,あらゆる経済活動やコミュニティ活動に浸透した。その結果,社会に新たな情報循環が生まれ,人間の価値観の多様化も急進展した。しかし,この情報洪水の中で、社会と人々の閉塞感はむしろ深まっている。この原因として,膨大な情報を適切に連携させて,未来価値を生成する科学的原理や方法論が確立していないことを挙げることができる。誰もが真の豊かさを感じる社会を創生するために,経済・社会・文化システムを統合し,俯瞰的に情報と価値とを科学する基盤的方法論生成が求められている。
 情報・システム研究機構は, 人文・社会科学と情報システム科学の分野を超えたネットワーク型の共同研究、情報資源の共有環境を形成し,広義の社会イノベーションを誘発する新しい融合科学創生を支える基幹科学としての情報・システム学構築に着手する。
 「情報とシステム2008」は,このためのキックオフシンポジウムと位置づけ,情報システム科学が社会のイノベーションを誘発するシナリオを整備する。このため,価値ある情報を自動収集し蓄積する情報システム,経済的価値のみならず,社会に存在する無形価値の効果測定も可能な社会システム記述モデル,情報を正しく認識してもらい,適切な行動を導くための情報コミュニケーション論など,「社会の質」にかかわるイノベーション誘発に資する情報システム研究の新たな研究の方向性を掘り起こす。
 
問合せ■
大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 企画課企画・広報係
Tel:03-6402-6215 E-mail:issi2008[※]rois.ac.jp  [※]を半角アトマークにしてご利用下さい。
URL:[http://www.rois.ac.jp/:title=http://www.rois.ac.jp/]


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