第4回 文化遺産のデジタルドキュメンテーションと利活用に関するワークショップ

日 時■2009年3月14日(土)、15日(日)
場 所■立命館大学衣笠キャンパス 以学館第2ホール  アクセスは→こちら
主 催■立命館大学、動体計測研究会(ARIDA)
後 援■(社)日本写真測量学会、(社)日本測量協会、日本イコモス国内委員会
参加費■無料
懇親会■有料(2500円程度) 3月14日(土)17:30-19:30(予定)
     於 立命館大学歴史都市防災研究センター B1F
     皆様、ぜひご参加下さい。
 
趣旨■
 コンピュータやインターネットを中心に、情報通信技術の発展と普及が進み、豊かなデジタル情報を誰でも利用することができるようになってきました。また、レーザ計測、デジタル写真測量、リモートセンシングGIS、CG/VRなどの計測、分析、表現の技術も急速な進歩を続けています。文化遺産の修復、保存や考古学、歴史学建築学などの分野においても、これら新しい技術を利用した文化遺産のデジタルな記録・保存(デジタルドキュメンテーション)と、新しい表現技術(ビジュアライゼーション)による利活用、公開の重要性に対する認識が高まっています。今日ほど日本国内における関連諸分野の連携が求められる時は無いと言っても過言ではないでしょう。 本ワークショップは、このような諸分野の連携の増強をめざして、文化遺産のデジタルドキュメンテーションとその利活用に関わる研究者、実務者、行政担当者らの情報交換と交流の場を提供しようとするものです。2007年の秋以来これまでに3回のワークショップを開催し、ともに100名を越える参加者を得て、活発な議論・交流が行われました。この成功を受けてこのたび第4回目を開催する運びとなりました。また、本ワークショップは、本年10月に京都で開催される国際会議CIPA* に向けて、国内の関係者の連携を発展させようとするものであり、本ワークショップ後も継続して開催し、さらに拡大していく予定です。 本ワークショップの主旨をご理解いただき、関連諸分野の多数の方々がご参加いただけますようお願い申し上げます。
 
プログラム■
3月14日(土)
13:30〜17:10= セッション1:
1-1 GISを用いた絵画史料の分析―洛中洛外図屏風に描かれた空間の視覚化―
  塚本 章宏(立命館大学 日本学術振興会特別研究員)
1-2 東アジアの古代都市史研究と地理情報システム
  河角 龍典(立命館大学 文学部)
1-3 GISデータに基づく3次元都市モデルの自動生成−江戸時代の京都町並み生成への応用−
  田中 覚(立命館大学 情報理工学部
 
セッション2:
2-1 旧金比羅大芝居のデジタル仮想復元とその応用
  古川 耕平(立命館大学 映像学部)
2-2 顔料解析による障壁画の質感表現
  岡田 至弘(龍谷大学 古典籍デジタルアーカイブ研究センター)
2-3 京都国際文化交流財団のデジタルアーカイブスの取り組みについて
  足立 健司(特定非営利活動法人 京都文化協会)
 
3月15日(日)
9:00〜15:10= セッション3:
3-1 野外調査における音声情報を活用したリアルタイム・レコーディングの試みと展望について
  清野 陽一(京都大学大学院 人間・環境学研究科)
3-2 文化遺産の標準化と地理情報標準
  藤本 悠(同志社大学大学院 文化情報学研究科)
3-3 考古学のコンカレントエンジニアリング −合理的ワークフロー−
  水山 昭宏(フリーランス
 
セッション4:
4-1 テラヘルツイメージングを用いた文化財非破壊検査
  福永 香(情報通信研究機構 電磁波計測研究センター)
4-2 文化財分析調査における実務と結果の共有〜修復家の声
  木田 美秀(Studio BOKUDA代表)
4-3 甦る文化財−デジタル画像による文化財復元技術
  大隈 剛由(合資会社 文化財復元センター)
 
セッション5:
5-1 文化財レプリカとデジタル技術
  増田 啓(増田文物工作隊)
5-2 文化財発掘調査に伴う地上レーザーの活用 一
  地 良一(株式会社 四航コンサルタント
5-3 エジプト・アラブ共和国の階段ピラミッドの幾何・光学情報のディジタル化に関する報告
  金谷 一朗(大阪大学大学院 工学研究科)
 
詳細情報は(pdfファイルが開きます)→こちら



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