全史料協近畿部会第115回例会

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日 時■2012年5月31日(木) 14:45〜16:30
場 所■福井県文書館 1階 研修室 アクセスは→こちら  
主 催■全史料協近畿部会
参加費■無料
テーマ■アカウンタビリティ確保のしくみ―日本国憲法から見た行政アーカイブズの理念―
 
報告者■
岡田順太氏(白鴎大学法学部准教授)
 
簡単な内容紹介■
 政府の記録管理の問題について現在は、廃棄、隠蔽、あるいは不作成など、どちらかというとネガティブな面から注目が集まっているのは残念なことです。政府をはじめ公的機関の記録には、ルールに則して業務が行われていることを証しだてるという側面もありますが、その一方で、行政の取組みについて蓄積された記録をもとに、よりよい国民サービス、市民サービスのあり方を検討するという側面も重要です。終戦直後に設立された国立国会図書館にはそのような役割も期待されていましたが、その後、この役割はあまり注目されることなく現在に至っています。
 講師の岡田氏は、この経緯を調査されるとともに、国立公文書館も設立された現在の状況において、当初の理念をいかすにはどのようなしくみがベストであるかを検討しておられます。ご報告では、その概要とともに、そのしくみは地方公共団体におけるアーカイブズの位置づけとどのように関連してくるかについてお話しいただきます。
 
時間割■
14:45〜15:45 講演
15:45〜16:00 休憩
16:00〜16:30 質疑応答
16:30 閉会

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