高野文化圏研究会シンポジウム 第3回

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日 時■2013年12月14日(土) 13:00〜16:30
場 所■九度山町公民館2F大会議室 アクセスは→こちら  
主 催■高野文化圏研究会
参加費■無料・当日参加歓迎
テーマ■「文化」を創り、守るのは誰か?―生活者の営みを考える―
 
プログラム■
13:00-13:10 趣旨説明
13:10-14:10 文化芸術と地域づくり―京都芸術センターの事例を中心に
        富永茂樹(京都市芸術センター館長・京都大学人文科学研究所)
14:10-15:00 古民家の再生と生活―富田林寺内町を中心として
        横関(三木)万貴子(一級建築士京都大学生存圏研究所)
   〈休憩〉
15:10-16:30 ディスカッション
 
簡単な内容紹介■
 「文化」ということばは、能・歌舞伎・華道・茶道などの伝統文化や世界遺産を連想させ、高尚なものとか、一般人には無縁のものと考えられることも多い。それは行政や専門家が保存すべきものであり、観光資源になるものともされる。しかし、「文化」は人々が営んできた生活スタイルをも含むものであり、我々にとって身近な存在である。
 京都は市民の力が強く、その声を反映し文化を守ってきた。小学校の再活用はその一例である。国際マンガミュージアムや学校歴史博物館と並んで、京都市芸術センターも旧明倫小学校の校舎を活用したものである。館長である富永先生にセンターの設立経緯や活動についてお話をいただき、京都の市民が文化とどのように関わってきたのかを考えたい。
 寺内町・城下町・宿場町などの町並みの保存を目的とした重要伝統的建造物群保存地区は観光資源として注目されているが、生活文化の見直しという視点が込められていたのではないか。一級建築士として富田林寺内町に住みながら古民家のリノベーションを指導するとともに町づくりにも関わってきた横関先生に伝統的な建築の保存と住み心地、住民の関わり方についてお話をいただき、町並みの保存を通して生活者の営みを考えたい。
 
■主催者のサイトは →こちら