アルバイト募集のお知らせ 学内向け

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日 時■2005年3月4日(金) 10:00〜18:00(予定)
 ※集まっていただく人数によって終了時間が多少前後します。
■仕事内容:高野山寺院文書の目録データ入力
 ※現代日本語で書かれたものをMicrosoft Access, Excel上で入力する作業です。
■場所:高野山大学 本館3階 情報処理演習室
 ※和歌山県伊都郡高野町385(金剛峯寺より徒歩2分)
■謝礼:時給1000円で計算
■募集人員:5名前後
■その他:当日、印鑑および銀行口座のデータ(銀行、支店名、口座番号、名義および普通・当座の別など)を用意して下さい。
■お問い合せは藤吉まで。
 いま学習院大学の先生など日本史の研究者数名のチームで高野山大学図書館所蔵「三宝院文書」の目録とり作成プロジェクトを進めています。三宝院は今もつづいている歴史ある山内寺院のひとつで、江戸期からの古文書類を大量に残しています。これらは30年ほど前に大学図書館に預けられましたが、十分な調査がなされないまま現在に至っており、この状態を解消すべく4年計画で文書の一点一点につき「誰が」「誰にあてて」「どんな用件で」「いつごろ」書いたのかといった点を確認して目録をとっています。この調書データをパソコンで入力するという作業をしていただきます。
 上のような項目ごとに切り分けてデータを入力することにより、最終的には「その中に××についての文書がないか調べたい」といった検索のためのインデックスとして利用することができるようなデータベースがつくられます。関心お持ちのみなさんの参加をお願いします。

付記
 このプロジェクトは和歌山県「新生わかやま共同研究支援事業」の助成を受けており、今回のアルバイト料はそれを財源として支給されます。
 このプロジェクトが目標とする文書検索・公開システムは、日本の近現代の資料をウェブ公開しているアジア歴史資料センター(アジ歴)の文書検索・公開システムと共通点をもっています。アジ歴のサイト【http://www.jacar.go.jp/】で資料の閲覧を試してみて下さい。
 またアジ歴で文書検索・公開システム構築に中心的な役割を果たした牟田昌平氏がその取り組みをまとめておられ(『情報処理』情報処理学会.2003.11)、情報処理学会電子図書館オンデマンドサービスにて論文(pdfファイル)をダウンロードできます。情報処理学会電子図書館オンデマンドサービス【http://www.bookpark.ne.jp/ipsj/index.asp】にあるエリア「PDFダウンロード」から「研究報告」→「情報学基礎(FI)」→「>>2003年11月(2003-FI-073)」→「5.本格的デジタルアーカイブを目指して:アジア歴史資料センターの実験」とたどるとダウンロードページに入ります。
 高野山別格本山三宝院【http://www.sanboin.com/】も一度ご訪問を。
 また、今回の寺院文書目録データ作成も含め、高野山大学の所蔵する歴史的文化的資料を「デジタルアーカイブ」として公開していく取り組みについては、高野山大学・藤吉サイト「デジタルアーカイブ別館」ページでまとめています(「高野山におけるデジタルアーカイブ──高野山大学での取り組みを中心に」)。興味お持ちの方はどうぞ。

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