全史料協近畿部会第87回例会・史料保存研修会

■劣化する戦後写真―地域資料としての行政所蔵写真の危機―
 
日 時■2007年1月25日(木) 13:00〜17:00
場 所■尼崎市総合文化センター7階 第2会議室 アクセスは→こちら
主 催■全国歴史資料保存利用機関連絡協議会近畿部会・資料保存委員会
問合せ■資料保存委員会事務局(兵庫県文書課歴史資料係) TEL 078−362−4133
参加費■無料
プログラム■
13:00 開会
13:15 基調報告(45分)
「写真資料の保全について−紙資料としての写真資料、プリントを中心に−」
大林賢太郎氏(京都造形芸術大学歴史遺産学科助教授)
14:00 事例報告(45分)
尼崎市立地域研究史料館における写真資料の保存・活用とボランティア−広報写真の史料館受け入れを通じてー」
辻川敦氏、西村豪氏(尼崎市立地域研究史料館)
15:15 技術紹介(20分)
「戦後写真資料の劣化と保存対策−ネガフィルムのカビ除去、保全処置を中心に−」
花島真太郎氏(?ケイジェイ・イメージング スポット事業部長)
15:35 質疑応答
16:50 閉会
 
簡単な内容紹介■
 戦後60年間の変容を記録した行政の写真を取り上げます。
 戦後写真は、戦前の希少な写真資料に比べてその重要性がほとんど認識されず、自治体広報などに使われた写真は、使用後捨てられるか、そのまま整理もされずに放置されてきました。行政文書の危機が叫ばれる中でも放置が続く行政所蔵写真は、運良く捨てられなかったとしても、保存措置がされないために劣化が進み、また廃棄が進むという危機的状況にあります。
 写真資料保存についての基礎知識を共有することで、この状況に歯止めをかけられることを願って、この研修会を企画しました。
 事前のお申込みは不要ですので、奮ってご参加くださいますようお願い申し上げます。