国宝指定10周年記念 第22回東寺百合文書展「日本史のなかの百合文書」

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日 時■2007年9月29日(土)〜10月28日(日)
場 所■京都府立総合資料館  アクセスは→こちら
参加費■無料
 
展示担当者のメッセージ■
 東寺百合文書が国宝に指定されて10年目の節目にあたります。従来は特定のテーマを設けて、それに関係した文書を陳列してきました。
 今回は節目でもあり、個別テーマにとらわれず、「日本史のなかの百合文書」と題して、日本史の面白さや、教科書や一般図書に記載された日本史の常識となっているような文書を選び展示します。
 例えば、永禄11(1568)年9月の「織田信長禁制」です。同年9月26日に信長が、足利義昭を奉じて入京し、東寺を本陣としますが、これに先だって東寺に与えたものです。
 後に信長と義昭は不和となり、天正元(1573)年に信長は義昭を京都から追放します。信長−義昭−京都をキーワードとしますと、極めて重要で興味深い文書です。
 またポスターに使用した「太政官牒」は、東寺の役僧を太政官が任命したものです。古くは東寺の人事に国家が関与したことを伝えてくれます。
 このほか、東寺の宝物が判明するもの、門前の茶売り、後醍醐天皇の綸旨、足利尊氏の御教書、用水争論の絵図、中世の手形など…
 
是非、ご覧ください。
 
■これに合わせ、下記のように講演会も開催されます。
 
■10月18日(木)
第22回東寺百合文書展記念講演「東寺百合文書の歴史」
 池田好信氏(京都府立総合資料館職員)
 
■10月11日(木)
第22回東寺百合文書展記念講演「桂川の流路と東寺百合文書の絵図」
 金田章裕氏(京都大学大学院教授)
 
講演会には申込みが必要です。詳細は →こちら


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