全史料協近畿部会第120回例会

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日 時■2013年6月21日(金) 14:45〜15:45
場 所■徳島県立文書館 アクセスは→こちら  
主 催■全史料協近畿部会
参加費■無料
テーマ■記録を活かすためのしくみづくり―アメリカ議会による政府記録の管理を中心に―
 
報告者■岡本哲和(おかもと・てつかず)氏(関西大学政策創造学部教授・政治学
 
簡単な内容紹介■
 岡本氏はアメリカにおける情報政策とりわけ情報資源管理政策の変遷について、レーガン・ブッシュ・クリントン政権の時代を中心にした研究成果を発表しておられます。日本では現在、議事録不作成をはじめとする記録管理の不備に注目が集まっていますが、整備された記録をどう活用していくかも重要な課題であり、この点から氏の成果は重要と思われます。特によく言われる行政のアカウンタビリティは、つまるところ国民の代表である国会(議会)が記録の精査を通じて行政をコントロールすることにつながりますが、これが実は膨大な手間を要することで、これにどう対処するかは今後ますます重要な課題になると言えます。この点につきその後の研究の進展も加味してご講演をお願いします。
 記録管理が進んでいるアメリカではこの問題にどう対処されているかを知ることは、今後の日本でのアーカイブズ活用に示唆的と期待します。

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