関西クィア映画祭2010
■過去のイベント
日時・場所■
【大阪】
2010年9月3日(金)4日(土)5日(日)
HEP HALL ※阪急梅田駅下車すぐ・赤い観覧車が目印のHEP FIVE 8F
アクセスは→こちら
【京都】
2010年9月10日(金)11日(土)12日(日)
京都大学西部講堂
※百万遍下がる西側、広場の奥の木造の建物。
※9月11日(土)にはオールナイト上映あり
主 催■関西クィア映画祭 実行委員会 サイトは→こちら
共 催■HEP FIVE
協 力■西部講堂連絡協議会
助 成■ドイツ文化センター
後 援■カナダ大使館
簡単な内容紹介■
「クィア」をキーワードに、「性」とそれに関わる「暮らし・生き方」をテーマにした映像作品を集めて上映する関西で最大規模のお祭り「関西クィア映画祭2010」。同性愛をテーマにした作品に留まらず、トランスジェンダーやバイセクシュアル、インターセックスなどを扱った映画を日本で最も多く上映して来た映画祭でもあります。2005年の第1回映画祭から4回目を迎えた昨年は、多くの方のご支援に支えられ、1500名の来場を頂きました。
今年は9月に開催です。会場は、何と、これまでの大阪梅田の一等地にあるヘップホールに加え、表現の可能性を追求し続けてきた京都大学西部講堂でも行います。9月11日(土)には、西部講堂において、オールナイト上映が予定されています。
日程と会場■
■上映作品:全21プログラム
(大阪9プログラム・京都12プログラム) 12の国・地域から全56作品
(英国・カナダ・韓国・タイ・中国・ドイツ・南アフリカ・日本・ノルウェー・フランス・米国・香港)
※世界の映画祭での受賞歴もある大作から草の根ラディカルなインディペンダント映画まで、淡い恋愛ものから社会運動系まで、メジャーからマイナーまで、幅広く様々な傾向のプログラムを用意しました。
国内では当映画祭でしか観ることができない貴重な作品も、多数用意しています。この機会をお見逃しなく!
※詳しくはウェブ、もしくはパンフレットをご覧下さい。
■チケットについて【現在絶賛発売中】
今年は5種類のチケットを用意しています。
前売券の発売は8/29(日)までです。
・関西フリーパス(限定50枚) 前売 10000円/当日 12000円
・大阪パス 前売 6000円/当日 8000円
・京都パス 前売 6000円/当日 8000円
・3回券 前売 3500円/当日 4000円
・1回券 前売 1400円/当日 1600円
※購入は、映画祭のウェブサイトから直接、もしくは「チケットぴあ」でお願いします。
今年の特徴■
今年は、会場の拡大だけではなく、映画祭としての視点の幅もその可能性を広げました。単に性的な部分で少数派であるだけではなく、民族/人種的な点でも社会的少数派である人たちを描いた映画を、多く揃えました。性に関わることを、民族/人種的な視点も併せて踏まえつつ考えるような、複眼的な・ダブルな映画もお楽しみ下さい。
また、単に海外の民族/人種差別を扱うだけではなく、日本国内における民族差別についても考えるために、北海道の朝鮮学校を描いたドキュメンタリー映画「ウリハッキョ」の特別上映も行います。この映画はいわゆる「クィア映画」ではありませんが、「私たち」のコミュニティーの内部にもある日本人中心主義を考えるためのきっかけになればと思います。
毎年進化する関西クィア映画祭。今年も、会場でお会いしましょう!
●用語説明
【クィア(Queer)】
クィアとは「奇妙な」「変な」という意味の英語。レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダー(LGBT)など、性の領域で「ふつう」ではないと考えられているあり方への蔑称でもあります。差別的なクィアという言葉を逆手にとって敢えて使うことで、LGBTに限らず様々な少数派を肯定し、「普通ではない生き方」をポジティブに捉え直す意図があります。
【トランスジェンダー(Transgender)】
出生時に振り分けられた性別とは異なる性別で生きようとする人。性同一性障害の人も含む幅広い言葉。
【FtMトランスジェンダー】
「FtM」は「Female to Male」の略称。出生時、「女性」に振り分けられたが「男性」として生きようとする人。
【MtFトランスジェンダー】
「MtF」は「Male to Female」の略称。出生時、「男性」に振り分けられたが「女性」として生きようとする人。
【FtX/MtX】
「Female to X-gender / Male to X-gender」。出生時に振り分けられた性別とは異なる性別で生きようとするが、「女性」もしくは「男性」として生きるのではなく、いずれでもない性別(X-gender)で生きようとする人。